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テニスと温泉とビールが呼んでいる テニスと温泉とビールは世界の共通語です。

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十勝岳連峰雪崩事故

十勝岳連峰の上ホロカメットク山(標高1920m)で、雪上訓練をしていたパーティが雪崩に巻き込まれた事故の報道が続いています。現在「避けられた事故」なのか「避けられない事故」なのか、問われています。
非常時の装備として「ピッケル・ビーコン・ゾンデ・スコップ・ツェルトetc・・・」等があります。今回一部の方々しかビーコンを装備しておらず、電源の入っていなかった方もいた事が生存者から発表があった。一台4万円くらいから6万円くらいする「まさかの時」の装備品。「たられば」の話はナンだけど、生存者の「ビーコンを装備していれば良かった・・。大きな反省点だ。」との話しがあった。そう、「後悔」ではなく「反省」して生かさなくてはいけない辛い経験なのだ。「後悔」は取り戻せないが「反省」には未来がある。

何年か前に冬の秋田駒ヶ岳に登ったことがある。8合目の小屋近くで地元の登山会が滑落時の訓練をしていて、一緒に参加させて頂いたことがある。斜面を利用して「滑落!」の掛け声と共に滑り落ち、足を上げピッケルをしっかり身体に密着させて反転、身体全体でピッケルに体重を乗せてブレーキをかける。事故の時は鎖骨が折れるくらい体重をかけなければならないのだが、命を落とす事を考えたら、鎖骨が折れるくらいはたいしたことはないと教わった。
その時一緒に登り、枕を並べて(というか寝袋を並べてか)山の話をしながら一晩明かした男性が、その何ヶ月後同じ冬の駒ヶ岳で遭難し亡くなった。

辛い経験は二度としたくないし、そういう報道が有る度に残念な思いに包まれる。山に入る最低限の常識をすることなく行方をくらまし、捜索隊が発見したとき「勝手に騒ぐな」と言わんばかりのバカヤロウグループの報道も以前あった。事故には「避けられる・避けられない」と「自ら招く」がある。自ら招く様なことなく、避けられる事態は避け、避けられない状況では、その時出来るベストを尽くし、普段からベストを尽くせる準備をする事が大事だと思う。

今回亡くなわれた方々のご冥福をお祈りします。また、生き残った方々には辛さを乗り越え、二度と同じ様な無念をしないためにも、後輩育成や仲間とのスキルアップに頑張って欲しいと思います。
日記 | 投稿者 AUGE 21:00 | コメント(0)| トラックバック(0)
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