2008年01月14日
南 けんじ 著 『破ガン一笑』
今日「amazon」経由で注文していた本が届けられました。
破ガン一笑
「ガンといかに楽しく暮らしているか」を小ばなしとして読んでくれと言わんばかりに、漫談家・南けんじさんが記した本です。県立図書館にて出会い、思わず笑ってしまう小話調の文章から教えられる勇気と超が付くくらいのポジティブな生き方に感銘。何度も何度も借りては読んだのを憶えています。既に出版元では手に入らず、amazonにて古本を探したところ見つかり注文しました。
届いてすぐに開封し、またまた一気に読んでしまった。けっして壮絶な闘病記などではないが、書いていることは壮絶なことだ。果たして、ガンという大問題を悲観的に捉えるのか。生きることを考えるなら面白おかしく生きた方が良い。ならばいかにこいつと付き合うかを考え、全ての事を楽しく捉えて日々を暮らして行く方が良い。
看護婦が脈をとりに来ることを、「病院にいると毎日おネイちゃんが手を握りにやってくるんだあ」と言い、抗ガン剤の副作用で手がつるつるになり、末期になると指紋が付かなくなるくらいの事を聞くと、「泥棒ができるぞ」とブラックユーモアを交えて医者と話をする。大腸から肺に転移し歯茎に転移した時は、治さないでくれと医者に言う。治ると他に転移するから、このままここで大人しくしていてくれと言う。
残念ながら南けんじさんはお亡くなりになってしまったが、その生き様には見習う所が多く、現実を認めそれに向かう心や、家族や医者・看護士、仕事仲間や病室仲間など、自分を取り囲む全ての人たちとの、愛情・信条・友情などが素晴らしい。(もちろんそのような事は具体的には恥ずかしくて文章にはなっていないが、周りに対して常に感謝している言葉から察することはできる。)
元気を欲する人・スランプに陥っている人、そして、なにかと悲観的な事が多い世の中、ぜひ一人一人の心のなかに留めて頂きたい一冊だ。
「ガンといかに楽しく暮らしているか」を小ばなしとして読んでくれと言わんばかりに、漫談家・南けんじさんが記した本です。県立図書館にて出会い、思わず笑ってしまう小話調の文章から教えられる勇気と超が付くくらいのポジティブな生き方に感銘。何度も何度も借りては読んだのを憶えています。既に出版元では手に入らず、amazonにて古本を探したところ見つかり注文しました。
届いてすぐに開封し、またまた一気に読んでしまった。けっして壮絶な闘病記などではないが、書いていることは壮絶なことだ。果たして、ガンという大問題を悲観的に捉えるのか。生きることを考えるなら面白おかしく生きた方が良い。ならばいかにこいつと付き合うかを考え、全ての事を楽しく捉えて日々を暮らして行く方が良い。
看護婦が脈をとりに来ることを、「病院にいると毎日おネイちゃんが手を握りにやってくるんだあ」と言い、抗ガン剤の副作用で手がつるつるになり、末期になると指紋が付かなくなるくらいの事を聞くと、「泥棒ができるぞ」とブラックユーモアを交えて医者と話をする。大腸から肺に転移し歯茎に転移した時は、治さないでくれと医者に言う。治ると他に転移するから、このままここで大人しくしていてくれと言う。
残念ながら南けんじさんはお亡くなりになってしまったが、その生き様には見習う所が多く、現実を認めそれに向かう心や、家族や医者・看護士、仕事仲間や病室仲間など、自分を取り囲む全ての人たちとの、愛情・信条・友情などが素晴らしい。(もちろんそのような事は具体的には恥ずかしくて文章にはなっていないが、周りに対して常に感謝している言葉から察することはできる。)
元気を欲する人・スランプに陥っている人、そして、なにかと悲観的な事が多い世の中、ぜひ一人一人の心のなかに留めて頂きたい一冊だ。