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テニスと温泉とビールが呼んでいる テニスと温泉とビールは世界の共通語です。

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「人体の不思議展」は不思議

盛岡市の岩手県民会館にて開催中の「人体の不思議展」に行ってきました。

「人体の不思議展」というのは“プラストミック”という特殊な技法で遺体を保存、人体標本としたものを展示し、からだの仕組みやその不思議さを知って、命や健康の尊さや大切さを実感しようという展示会。
人間の体に備わっている物に無駄というものが無く、仮にそれと同じ事を人工的に作るとしたら、大規模な工場になる。それだけ人間の体というのは不思議な小宇宙だ。
運動好きとしては関節や筋肉、リンパの流れなどはとっても興味があり、この展示会に惹かれたのは事実。

実際に観てきましたが、展示方法としては見せ物的な要素が多く、不親切なイメージがぬぐえませんでした。専門的な要素が多く、時間がかかっても良いから10人位を一グループとして解説者付きで案内してくれた方が良い。脳や心臓などショーケースの展示は説明書が小さく、お年寄りが「読めない」と嘆いていた。
盛岡の展示では「人体の不思議展に疑問を持つ会」にあったような奇妙なポーズをつけた展示は無かったが、出口付近の直売コーナーは完全に見せ物小屋化している。

20年近く前にNHKで放送していた「驚異の小宇宙・人体」というプログラムがあった。当時のCG技術を屈指して描かれた人体内のドキュメントは、生きること・健康に務めること・命の尊厳さなどがブラウン菅を通して伝わってきた事を憶えている。

「まず広げましたる右の手に指が五本、左の手に指が五本、これ一つの不思議」というのは桂 米朝師匠/地獄八景亡者戯・閻魔さまの一場面。展示物(遺体)を目の前にして不思議と思えたのは、何故テーマが霞む方法なのか、これこそ一つの不思議なり。
日記 | 投稿者 AUGE 22:23 | コメント(1) | トラックバック(0)